2024年3月17日日曜日

一般質問 その2

 【公共下水道の維持管理について】

 公共下水道は建設から50年を超える下水道管もあり、ストックマネジメント計画を策定し、20年サイクルで進められています。
 下水道管きょの総延長は約420kmで汚水管が約290kmで、令和20~30年頃にかけて老朽化のピークとなりますが、この10年間の総延長は約189kmとなります。
 不明水の令和4年度の状況は、東部処理区が総汚水量の約7%で47万㎥(処理費用は約3,800万円)、流域関連処理区が総汚水量の26%で80万㎥(処理費用は約3,600万円)となっています。
 下水道使用料は維持管理費から算出していることから、不明水が汚水量としてカウントされることから、流入量の増加は、施設の負担増となり管理費が増加する可能性もあることから下水道使用料へ影響します。
 不明水の流入は、下水道施設への負担が増加することから破損等を引き起こす要因になります。終末処理場で処理する汚水量が増加することから、処理コストの増加にもつながり、下水道施設全体の維持管理コストが増加します。
 これらの状況が続くと、下水道使用料の引き上げなど市民の皆様の負担増にもつながってしまうということです。
 下水道事業を経営していく上で、不明水は大きな問題であることから対策を進めていただきたいと思います。