去る、9月26日に厚木基地でPFOS(有機フッ素化合物)等を含む泡消火薬剤混入した水が、蓼川に流出する問題が発生したことについて、急遽、基地政策特別委員会を開催し要請書(案)の検討をお願いしました。
案文についていくつかのご意見がありましたが、議会事務局と検討して準備したもので承認されました。
綾瀬市民の安全・安心の確保のために綾瀬市議会として、しっかりと表明することができたことには関係各位に感謝します。
ー--以下 要請書ー--
米海軍厚木航空施設からのPFOS等の流出に関する要望
去る9月24日、米海軍厚木航空施設からPFOS等を含む泡消火薬剤が混合した水が、蓼川に流出する重大な問題が発生したことは、極めて遺憾です。
環境省が行った綾瀬市内での地下水調査において、米海軍厚木航空施設に隣接する地域の井戸水から、国が定めた暫定指針値の26倍の値のPFOS等が検出されたことが令和3年6月に公表されており、PFOS等の排出源について、米海軍厚木航空施設との因果関係を懸念していたところでもあります。
ついては、市民の安全・安心を確保するため、以下の項目を早急に実施することを求めます。
1. 流出量などの詳細を早急に公表するとともに、更なる流出を生じないよう、万全の対策を講じること。
2. PFOS等を含む製品の代替品への交換を早急に完了すること。また、交 換終了までは、国内法令に準拠して漏出防止などの対策に万全を期すこと。
3. PFOS等の使用・保管状況等を早急に精査し、その結果を公表すること。
4. 今回の流出に関して、米海軍厚木航空施設内外においてPFOS等の監視体制を今後も継続し、定期的に検査結果について公表すること。
以上、要望書を提出する。
令和4年10月7日
綾瀬市議会議長 橘 川 佳 彦
外務大臣 林 芳 正 殿
防衛大臣 浜 田 靖 一 殿