2021年1月17日日曜日

大学入学共通テスト

 1月16日~17日の2日間、昨年までセンター試験として行われていたものが、今年から大学入学共通テストとして行われました。

緊急事態宣言発令中の受験ということで、受験生にとっては環境上の問題と、新しい試験で過去問題が無い中での問題を抱えての受験でした。

受験生の皆さんが自分の実力を出し切れていればいいなと思います。

また、第2日程が1月30日~31日に行われますので、様々な理由により第2日程で受験する皆さんにも最善を尽くしてもらいたいと思います。

私個人的には、この大学受験の制度をなぜコロコロ変更するのかわかりません。

問題の出題方法等が変化していくのは、時代のニーズや社会の変化によって変わってくることは理解できますが、2020年まではセンター試験、2021年からは共通テストとスパッと切り替えることが子どもたちにどのような負荷がかかるかを考える必要があると思います。

また、共通テストでは、問題の読解力をどの科目でも重要視しているようですが、高校のカリキュラムに無いものまで応用力ということで、問題に組み込まれているようで、結局、小6、中3で行われている学力・学習状況調査(学力テスト)と同じようにテスト対策が出来る人、言い換えれば、テスト対策が出来る経済的余裕のある家庭の子どもが優位になります。

こういった落とすためのテストが実施側からすれば楽なのかもしれませんが、本来高校までに習ったものをどのくらいしっかり習得しているかを試験し、それだけでは優劣が決められなければ、あとは面接等による本人のやる気や意気込みなど、違った角度からの試験をすれば良いと思います。

そうすれば、テストを実施しながら大学側の人材の資質向上にもつながるでしょうから、受験生だけでなく、大学にとっても試験実施によって得るものがあるようになります。

がんばっている受験生をただ単に振り落とすための試験で良いのでしょうか。

将来の日本の人材をどのように育成していくかを考えた試験になることを望みます。

本日、共通テストを受験した受験生の皆さん、お疲れ様でした。