2016年9月29日木曜日

平成28年9月定例会閉会

 9月27日をもって9月議会が終わりました。
 私は議会選出の監査委員という立場ですので、他の議員の発言をじっくりと聞かせていただきました。

 また、今議会で空席となっていた副市長の人事案が上程され、現福祉部長の見上氏が全会一致で可決されました。

 古塩市長は、今までの副市長2名体制から1名体制にする旨の発言をされていましたから、見上氏の1名体制で古塩市政を進めていくものと思います。

 また、平成28年度補正予算では、(仮称)綾瀬スマートIC関連予算や綾瀬市活性化応援寄附金予算の増額など、本市の活性化対策につぎ込まれます。

2016年9月16日金曜日

富山市議会にみるメディア

 富山市議会で政務活動費の不正受給が発覚して、7人の議員が辞職をしたニュースが駆け巡っています。
 政務活動費の不正受給では、兵庫県議会議員の野々村元議員が話題になったのは記憶に新しいところです。

 ワイドショーでは、都議会議員や元政治家などもいっしょになって地方議員の政務活動費をはじめとした金と政治について、さまざまな意見を言っていました。それを聞いていると、やるせない思いでいっぱいになりました。

 地方議会といっても東京都議会から地方の村まで全てを一括りになんて出来るわけないんです。人口も財政規模も権限すら違いすぎるんですから。

 綾瀬市議会は、報酬が398,000円、政務活動費が12,500円です。
 報酬ですから、保険や年金といった福利厚生はその中から自分で払います。そう、手取りの金額ではないのです。費用弁償もありません。
 政務活動費も会派支給ですし、領収書はもちろんなければなりませんし、細かい決まりがあります。

 ワイドショーでは、国が全国一律にすればよいとか、もっと下げるべきだと言っていましたが、都議会議員は、報酬と政務活動費のほかに費用弁償といって議会に一回出席するたびにお金が支給されるんです。

 地方議員がべらぼうに儲けているような報道のしかたって、見ていて悲しくなります。
 基礎自治体の首長や議員のなり手が少なくなっている今、適正とは何なのかをしっかり考えなければなりません。
 民間であろうが、議員であろうが、しっかりとした報酬がないのに有能な人が目指そうなんて思わないでしょう。

 少なくても政治家は4年間で、一旦無職になってしまうのです。

2016年9月14日水曜日

厚生年金保険・健康保険の加入対象拡大

 平成28年10月から厚生年金保険・健康保険の加入対象が拡大されます。これにより、一定の条件に合ったアルバイトやパートなどの非正規雇用者も保険に加入することが出来るようになりました。
 そういう言い方をすれば、良いことのように思えますが、103万円の壁とか130万円の壁と言われるパートさんたちにとっては、余計なことをしてくれたと思うのではないかとも思えます。
 もちろん、できればいっぱい働いて、できればいっぱい稼ぎたい、そしてできれば扶養ではなく、年金や保険に入りたいと思っている人には朗報かもしれません。

 ただ、中学生くらいまでのお子さんがいて、子供たちが学校に行くのを見送り、帰ってくるのを迎えたい方にとっては、「半端に働くくらいなら扶養でいた方がいい」と思うかもしれません。支給額から年金と保険負担を引くと、今までより労働しているのに手取りが少ないという状況もあるのです。
 また、企業側としても厚生年金や社会保険の負担を理由に一人一人をあまり働かさないようにしたり、賃金の引き下げなどを行うかもしれません。

 今回の厚生年金保険・健康保険の加入対象の拡大や現在検討されている配偶者控除、更には所得税の基礎控除についても、働き方を広げるような改正にしないと、結局は労働者をいじめているだけになってしまいます。

 例えば、子育て世代のお母さんが10人いれば、10人の働き方を望むわけです。
 少子化対策はほっぽって、女性の社会進出だけをめざすならそれでもよいでしょうが、しっかりと子育てが出来る環境を作っていかなければ、日本に未来は無い。
 

2016年9月1日木曜日

配偶者控除の見直し

 女性活躍社会の阻害要因の一つと目されている「103万円の壁」といわれる配偶者控除の見直しを検討しているようです。

 これは、共稼ぎ世帯が増えた社会の変化に対応し、女性の就労を後押しするのが目的と言われていますが、実際はただの増税に過ぎないのではないかと思えてなりません。

 配偶者控除から夫婦控除という、配偶者の年収を問わず世帯主の年収から一定額を差し引くというものですが、控除額を配偶者控除から小さくすると専業主婦世帯の税負担は大きくなるのです。

 少子化対策を本気でやらなければいけない時に、専業主婦世帯の税負担が大きくなれば、誰だって働こうと思います。そうなれば、少なくとも子どもを生み育てるより、共稼ぎを選ぶ人が増えるのではないでしょうか。

 専業主婦の存在は、現在の市民協働社会無くして立ち行かなくなっている地域自治では、無くてはならない存在です。
 子どもを生み育てるにも選択出来る環境が必要です。

 ただ女性が働くことばかりに目を向けるのではなく、少子化という大きな危機への対応という観点でも、検討してほしいと思います。

9月議会はじまる

 本日より綾瀬市議会9月定例会が始まりました。
 古塩新市長になって初めての議会となります。

 初日は、古塩市長の所信表明から始まり、各議案の説明が行われました。

 9月は決算議会ではありますが、古塩市長の今後の行政運営を行っていくうえで、思いが反映される部分が質問のなかで、垣間見えるのではないでしょうか。

 私は、議員選出の監査委員として、7月の終わりから8月にかけて決算監査を行いましたので、今議会は各議員の質疑や質問とそれに対する答弁をじっくりと聞かせて頂きます。

 20日、21日と一般質問が行われますので、ぜひ議会傍聴に来てみて下さい。また、インターネット生中継もやっています。

綾瀬市議会インターネット中継