2014年12月23日火曜日

日本郵政、ゆうちょ銀行、かんぽ生命同時上場

 日本郵政グループは、日本郵政とその傘下にあるゆうちょ銀行とかんぽ生命を同時に上場する方針を決めたようです。
 しかし、日本郵政は政府が100%株式を保有している、いわゆうる国有企業状態で、ゆうちょ銀行とかんぽ生命は日本郵政が全株を保有しています。
 国は、この上場による株売却資金を東日本大震災の復興財源にするよう2015年度予算案に盛り込むようです。

 私は、日本の大きな貯金箱となっているゆうちょ銀行とかんぽ生命を株式上場することが、本当に良いことなのか疑問に思っています。
 上場すれば、ゆうちょ、かんぽの資金を狙っている外資やファンドが多くいることはご承知のとおりです。
2015年の秋以降に上場する予定ということですが、「郵政解散」で話題になったあとは、メディアも賛否を紙面に出すことが無くなってしまいました。

 日本の社会保障の財源確保ということでは、ゆうちょ・かんぽの金融資産が狙われるとしたならば、非常事態だと言えるのではないでしょうか。