2014年12月18日木曜日

家計の金融資産残高増と景気

 日銀が発表した資金循環統計によると、家計が保有する金融資産残高は、前年比2.7%増の1654兆円で過去最高になったそうです。
 そのうち現金、預金が前年比で1.7%増の870兆円ということで、景気回復をするために金融緩和、機動的な財政政策とお金の循環を推し進めている政府とは裏腹に、国民はお金を貯めているということを表しています。
 確かに一部上場企業などの大手は企業業績が上がり、政府でお願いしている賃金も上がっていて、そういった上位層がせっせと貯めているだけかもしれませんが、賃金が増えたのなら、そのお金は使わなければ経済の活性化につながらず、逆に皆が使えば、循環して景気がよくなる方向へ向かうのです。
 今後、さまざまな給付という形で個人へお金が支給された場合、みんなで使いましょう。
 日本の未来のために!