2014年2月6日木曜日

はだしのゲンが問うもの

 今日の神奈川新聞に”「はだしのゲン」が問うもの”というタイトルの記事が書かれていました。
 この記事を書かれた方は、はだしのゲンの作者である中沢啓治は、自らの被爆体験から原爆投下を避けられなかった当時の社会背景へと筆を進め、二度と再び戦争の惨禍がないようにとの思いから、中国戦線での日本軍の蛮行や天皇の戦争責任にも触れるようになった。と書いています。
 本当にそうでしょうか。1巻〜4巻までは確かにすばらしい作品だと思いますが、その後からは別人が書いたかのような悪意を感じる作品になったしまっています。まあどうしてそうなってしまったのかは、知っている人は知っているのでしょうが。

 そして、この記事で特定の特定の図書の排除は憲法21条が禁じる検閲に通じ、表現や図書館の自由、子どもの知る権利などを犯すことになると言っているのです。

 今回の松江市教育委員会でのことも、憲法21条の検閲には違反していません。

 子どもの知る権利を理由にするなら「R指定」という考えはおかしいと言うことでしょう。18歳未満お断りというのも問題だということになります。

 とにかく私は自分の子どもが初等教育の中で、はだしのゲンの5巻以降は見せたくありません。