2013年12月6日金曜日

寝たきり母放置

 昨日のニュースで母娘の2人暮らしで、寝たきりの母親を世話をせず放置したことにより死亡したということで、保護責任者遺棄の疑いで娘を逮捕したようです。
 娘は、面倒見るのがいっぱいいっぱいだったと容疑を認めているようです。
 医療が高度化し、また食衣住環境も良くなったことなどから人間の寿命がどんどん延びています。
 健康に長生きできるならば、それに越したことはないでしょうが、障害があっても生かされている状況では、決して世話をする家族も含め、良い状況ではないこともあるのではないかと思います。

 今回の事件で、家族だからというだけで、健康で生産力のある人が背負い、それを苦として容疑者となってしまうのは大きな社会の問題だと思います。

 もし、この母親が「死なせてくれてありがとう」と言っていたとしたら、法の裁きは人道的には間違っていることになるのではないかと考えさせられます。