2013年10月7日月曜日

スタグフレーションの可能性

 アベノミクスと日銀の量的緩和策によって物価が上昇してきたことは各種指数だけでなく、我々国民も実感しています。
 円安による輸入品の価格上昇を筆頭に我々の生活必需品や食料品の値段がスーパーの店頭でも明らかです。
 景気が回復すれば、デフレから脱却できます。
 日銀の量的緩和策で市場に大量の資金が供給され、それが金融機関の融資が増加し、企業の設備投資を増大させ、経済を活性化しようとするものです。しかし、大量の資金が設備投資に回らず、経済成長に結びつかない場合、

市場に大量のお金=お金の価値下落⇒物の価値上昇

 これがデフレ脱却(物価上昇)はするが、景気は回復しないという「スタグフレーション」です。

 現在は、確実に物価は上昇していますが、金融機関の融資や企業の設備投資がまだまだ増えていませんから、今後ここを増やす仕組みを進めていかなくてはなりません。