2013年10月8日火曜日

高額療養費制度の見直し案

 厚労省の部会において、高額療養費の所得制限と医療費の月額の上限を引き上げる案が議論されているようです。
 増え続ける医療費をどのように抑えるかと、自己負担をどの程度お願いするかが問題になっていると思いますが、年収770万円以上、年収1,160万円以上で所得制限を設け、月額医療費を15万円から17万円以上、25万円以上に引き上げる案については、数字はともかく致し方ないとある程度理解できます。
 しかし、年収370万円未満の上限を現行8万円から6万円前後に引き下げるという案については、医療費全体としての見直し案として、低中所得者に対しては据え置きならば理解出来ますが、引き下げということはおかしいのではないでしょうか。
 消費税も増税して、社会福祉費に充てるといい、高度医療等により高額療養費が増加しているから所得制限や月額の引き上げを検討しているのに、年収210万以上370万未満の人だけ引き下げるというのは理解に苦しみます。