2013年8月6日火曜日

減数手術の是非

 減数手術とは、双子など複数の胎児を妊娠した後に一部の胎児を妊娠中絶する手術のことですが、この一部の胎児に先天性の異常が見つかった妊娠に対して胎児を選んで中絶する減数手術が実施されていたことが議論になっているようです。
 命の選別につながるという意見は正論であります。が、しかし、両親だけの問題ではなく、生まれてくる子どもが何を持って「幸せ」と感じられるか、その兄弟はどうか、社会はどうかと、実際は本当に難しい問題だと思います。

 実際に私が当事者だとしたら、「神様が与えてくれた命」だと素直に言える自信はありません。

 生まれてきた子どもに対して責任を負う人が決めるしかないと思いますし、減数手術を選択したならば、その選択を背負って生きていくわけですから、正論では片付けられないと思います。