2012年5月11日金曜日

昨年度の経常収支は黒字

 平成23年度の経常収支は、昨年度比52.6%の減少となり、昭和60年以降最大の減少割合となったようだ。
 原因としては、東日本大震災の影響や世界経済の減速を含め輸出が減少し、火力発電所の燃料となる液化天然ガス(LNG)の輸入が急増したことだ。そういう意味では一過性のもので復旧復興で回復できるものが多い。
 上記の理由により、貿易収支は3兆4,495億円の赤字と過去最大となったが、経常収支は7兆8,934億円。この経常収支がたいへん問題だと専門家はいう。
 国債および借入金を合わせた国の借金が平成23年度末時点で959兆9,503億円となりますます厳しくなってきた。さらに平成24年度末時点では、1,000兆円を超えると言われている。
 膨らみ続ける社会保障を保つためだけの予算と選挙に勝つためだけのバラマキ政策で、国民も「貰えるものは何でも貰う」となってしまっている。しかし、タダで貰えているのではなく、少しづつではあるが確実に自分たちの首を絞めていることに気が付かなくてはならない。
 昨年35兆円もの借金を増やしたのは、何を隠そう我々国民なのだ。