2012年1月18日水曜日

避難判断にSPEEDI使わず

内閣府原子力安全委員会の作業部会は、原発事故の避難判断に信頼性が低いため、SPEEDI(緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム)は使用せず、実測した放射線量をもとに判断するという見直し案をまとめたそうだ。

じゃあ何のために開発してきたのか、膨大な開発費は誰の責任とするのか。
実際に福島原発の問題では、避難指示に活用されず批判されていた。

政府の東京電力福島第一原子力発電所事故調査・検証委員会の中間報告で、予測情報が提供されていれば、より適切な避難経路などを選ぶことができたと指摘された。

今回の見直し案は、信頼性の問題ではなく、3.11の時に使用しなかった理由付けに過ぎないように思える。