私が初めて綾瀬市議会議員選挙に立候補を決め、準備を進めている最中、選挙まで約1ヵ月に迫っていた時でした。
テレビから放送される何もかもが信じられないような映像で、本当にこんなことが起こるのかと思ったのは私だけではなかったはずです。
市議会議員となり、震災から半年後に初めての常任委員会で、田村市、二本松市、福島市へ視察しました。また、川俣町の仮設住宅の視察や浪江町議会議長との懇談会もさせてもらいました。
その後も石巻市へ視察し、全児童の7割に当たる74人が死亡、行方不明になった大川小学校へも行ってきました。
あれから10年、復旧・復興って終わりがあるのでしょうか。町が整備され、家が建ち、町並みは元に戻ったとしても、いつまでたっても心の傷が完治することはあるのでしょうか。
もし終わりがあるとしたら、何年も、何十年も過ぎて経験した誰もがその一生を全うし、忘れた時なのかもしれません。
しかし、忘れてはいけない
被災され亡くなった皆様のご冥福をお祈りします。