2018年6月2日土曜日

出生数過去最少

平成29年の出生数は94万6,060人と過去最小で、2年連続100万人を割り込みました。
出生数は前年より3万918人減少して、合計特殊出生率も前年より0.01ポイント下回り1.43でした。

死亡数は戦後最多の134万433人ですので、出生数を差し引いた人口の自然減は39万4,373人で、これも過去最大の減少幅です。

また、婚姻件数も1万3,668組減少の60万6,863組で、これも戦後最小の件数でした。

この少子化・人口減少問題って日本にとってどんでもない脅威だと思うんですが、この対策って全然進みません。
少し前に国会議員が「子どもをどんどん産んでもらって・・・」という話がセクハラだとかで報道されていましたが、それっておかしくないですか。

どう転んでも男性は子どもを産めないわけですから、女性に産んでもらわなければなりません。もちろん男女で協力して子どもを産み育てていただくのが一番良いのでしょうけれども。
その話は国の未来に関わる、まさに国会議員が発言すべきことだと思うのに、セクハラだと言われては。

フランスなどでは、「N分N乗方式」が採用され、子どもが多ければ多いほど税金が安くなる制度です。
これを含めた様々な施策によりフランスの合計特殊出生率は2.00前後を推移しています。(現在は1.88)

この「N分N乗方式」を国会議員が打ち出したら、セクハラだと言われてしまうかもしれませんね。

私は、少子化政策は日本の最重要課題だと思っています。
まさに国防問題です。
この対策には景気を良くして、子育てできる経済的なマインドは重要ですし、フランスのようにドラスティックな制度を打ち出すことも重要だと思います。