2017年2月7日火曜日

ふるさと納税について

 綾瀬市の平成28年度予算にいわゆる「ふるさと納税」に関する予算措置がされました。
 「地域活性化応援寄附金」と呼んでいると思いますが、当初の見込みは500万円でしたが、途中で補正予算を組み2000万円と大きく上回りそうだということでした。
 結局平成28年末の集計では、約1億5000万円になったようです。嬉しい悲鳴とはこのことですが、このふるさと納税という制度は国が決めた制度で地方にもアイデアで税金が入るというものです。
 しかし、所得税はともかく、住民税はその住んでいる自治体でサービスを提供しているにもかかわらず、ふるさと納税として寄附を受けた、普段の住民生活に何のサービスも提供していないだけでなく、災害時にもまったく助けてくれない自治体に税金が入るのです。この制度はたいへんおかしな制度なのです。

 しかし、綾瀬市がこの制度に力を入れることに反対するかと言えば、それはNoです。なぜなら、この制度がある以上、この制度を活用して寄附を受けなければ他の自治体に住民税を持っていかれるだけだからです。

 綾瀬市では、どうぜやるなら地域事業所の製品をアピールすることを主眼として「地域活性化応援寄附金」という名称になりました。