2014年4月5日土曜日

日米共同宣言見送りは当たり前

 オバマ大統領が国賓として来日する。首脳会談の際、共同宣言や共同声明を行なうつもりでいたようだが、TPPに対する日米交渉が難航しているからです。

 米通商代表部のフロマン代表が、公聴会で日本が守ろうとしている重要5項目について「例外はあり得ない」と協調しました。
 簡単に言えば、日本に圧力をかけている

 また、日本と同じ状況であるカナダが日米協議の行方を見守っていて、場合によっては日本のせいでカナダも農業市場の開放を拒むと言いたげです。

 この公聴会では、キャンプ委員長が、「日本がTPPの進展を大きく阻んでいる」といい、日本抜きで交渉妥結を目指すべきだとする意見も出たようです。

 私はアメリカがこうした圧力的な交渉を行なうのであれば、日米交渉決裂、しいてはTPPへの不参加を進めてもいいと思っています。
 現実に日韓中のFTA交渉は別途行なうわけですし、現在のままのTPPでは、基本的に日米のFTAに過ぎないわけです。
 
 ぜひ日本には毅然とした態度で、TPP参加交渉を行なってもらいたいです。