2013年9月28日土曜日

デフレ脱却はまだまだ

 来年4月の消費税増税(8%)は、暫定路線のような毎日の報道でありますが、実際には正式コメントは安倍首相から出されてはいません。それなのに、なぜメディアは消費税増税を前提にした報道をするのでしょうか。
 安倍首相は、第一に景気回復を政策に挙げ、景気回復なくしては、日本の再生はないとしています。
 それでは、日本の現状はどうかと言えば、ここ3ヶ月や6ヶ月の景気動向の各種指数を材料として、景気はよくなっているとか、デフレは脱却傾向にあるとかの文字が躍っています。

 実際に一般の国民にはまったくもって景気回復の兆しは見えず、逆に円安影響からか燃料費や電気料金、穀物などの輸入品が値上がりしただけであります。

 本日の新聞にも国税庁の民間給与実態統計調査で、民間給与は2年連続で減少していることがわかっています。
 公務員の給与も政府が率先して削減しています。
 この状態で、景気回復していると言えるのでしょうか。

 賃金は下がり、税金は増税。このようなチグハグな状態で本当に日本の再生はあり得るのかと言われれば、ほとんどの人がNo!と言うでしょう。

 本当に日本を今再生しなければと考えたなら消費税増税はするべきではないと思います。