2012年6月28日木曜日

選挙権は市民の義務

 「選挙権は国民の権利」のはずだが、私はあえて「選挙権は市民の義務」だと言いたい。
 最近1年くらいのだいたいの地方選挙は投票率が40%前後だろう。
 「誰が当選しても政治は変わらない」と言って選挙に行かない人が大勢いるようだ。
 ”たまごが先か、にわとりが先か”という話になってしまうが、市民が自分たちのこととして政治に、行政に関心を持っていないからだと考えることもできる。
 本来、市民は行政を監視する必要があるはずなのに選挙にすら行っていない。
 約1,800の全国基礎自治体の首長が、みんな橋下大阪市長のような人ならまだしも、こんな状況では、地方分権などできるわけがないし、官僚はこの市民の監視が不全となっていることを見抜いていて、市民の足もとを見ているのだ。
 綾瀬市長選挙が7月8日投票日にあるが、綾瀬市民のレベルは、この選挙の投票率で判るといっても過言ではないと思う。
 「市長選挙が無投票でいいわけがない。」と出馬を表明した笠間信一郎氏の思いは、綾瀬の投票率の低さ、言い換えれば、「綾瀬の未来」を懸念しているからに他ならない。