2020年12月3日木曜日

経済建設常任委員会の所管事務調査

12月定例会の経済建設常任委員会が行われました。

今回は、「道の駅」について所管事務調査が行われました。

通常は、市側から出された議案について審議が行われますが、綾瀬市議会では6月、12月議会に限って所管事務調査をすることができるようになっています。

「所管事務調査」とは、その常任委員会が所管している行政事務について調査することです。

様々な内容の質疑がありましたが、市側からの答弁に大きなクエスチョンが多々ありました。

例えば、基本設計の段階では絵に描いた餅で、詳細設計にならないと色々なことが明確にできないようです。

基本の設計の上に詳細な設計をするわけですが、どうやらそうではないみたいで、現在の基本設計の段階では、今後協議していくことばかりです。

これだけの規模の事業を行うと考えたら、事業費に対して、借入れ額、売り上げ予測、経費、そして利益予測を試算し、どれくらい儲かるか。

民間とまったく同じではなくても、駐車場やトイレ等の公共施設部分を除いて試算することは大切だと思います。

この事業を行うのに市のお金(借金含む)を使うわけで、市内の農畜産業を営む事業者の活性化だけでなく、市民にとっても負の資産とならない施設にしなくてはなりません。

今後、総額22億円を使って道の駅を造り、しっかりとした事業計画が提示されないままでは市民の大切なお金を使うのですから手放しで賛成することはできません。

「稼ぐ道の駅」をかかげている以上、稼ぐ施設であり、市内事業者が稼ぐことができるような施設でなくては、造る意味がありません。