2017年11月30日木曜日

日馬富士の引退会見

日馬富士の引退会見について、ワイドショーでさまざまなことが言われていますが、今のテレビの一芸能人に過ぎない司会者や何の専門家なのかわからないようなコメンテーターが本当に言いたい放題。
会見での伊勢ケ浜親方の言動や日馬富士が貴ノ岩へ謝罪の言葉がなかったとか、謝罪の気持ちがあるのか?などと言っていましたが、そもそも謝罪会見じゃないですから。
暴力が悪いというのは正論ですが、ここ10年やそこらで様々な価値観が変化しました。
体罰やいじめの定義すら変わってしまいました。
良い悪いはともかく、暴力による指導や教育が色々なところにあったのは間違いないわけですが、文化とは普遍的なものだとすると世の中の価値観が変わったからといって、例えば相撲界も変わらなければいけないって言うのは簡単ですが、そう簡単にはいかないのも事実だと思います。
伝統ある文化に対して、一般論でかるはずみにその一部だけ切り取って批判するのは知性ある人の言うことではないし、ましてや公共の電波を使って言うことでしょうか。
真剣に批判しといて、逆に反駁されれば、面白おかしくエンターテイメントだからって逃げるんだろうからズルい。
今のテレビってそういうのばかりですね。
日馬富士の力士人生を振りかえった質問をもっとしてもらいたかったです。