2014年7月3日木曜日

いじめかばった小3女児に賞賛

 愛知県豊橋市の小学校3年生の女児が、友だちがいじめにあっているのを見かねて、「いじめるなら私をいじめて」と言ったことから、翌日同級生3人に暴行を受け、全治一週間のけがを負ったそうです。
 美談として、この女児の行動を、正義感を褒め称えていますが、これが小学3年生だからとも言えなくもありません。
 簡単に皆がみな、同じような正義感を持って行動できるほど、いじめは単純なことではないと思うからです。
 いじめは連鎖反応を起こし、いじめられる側の子がそこから抜け出すためにいじめる側の子になったり、今回のようにいじめられる子を助けようとしたばかりにいじめられる側の子になることもあるのです。
 もし、同じような行動を起こした児童・生徒がいて、この子がいじめの対象となり、死んでしまったりしていたら終わりなのです。
 残された親の気持ちは、「正義感など奮わなければ・・・」と思うことでしょう。

 大切な気持ちと行動が浮かばれるようになる社会や学校でなくてはなりません。