2013年5月16日木曜日

円安、株高、長期金利高

 昨日、日経平均が15,000円を超えた。円も102円を超えた。昨年の11月に当時の野田首相が国会議員も身を切る定数削減を条件に衆議院解散を明言してから株価は上昇気流に乗り続けているし、円安も70円台から切り替えしている。
 円高、株安が日本の経済を駄目にしているとして、経済対策の第一の矢はこの円高、株安対策となったが、あまりにも早すぎる動きはけしてよいことではない。完全に日本市場はオイルマネーを中心としたアブク銭の投機の場となっている。
 物価目標を2%としているが、コントロール出来なくなっていると考えられる。物価上昇を考えいる上で、円安、株高もある程度時間をかけながら進んでいかなければ、あるところでしわ寄せが起こることは過去の経験でもわかっているはずだ。
 株価が上がれば、円が安くなれば、それでよいわけではない。
 すでに国債の長期金利が上昇したり不安定になっている。これだけ株高、円安になれば、資金は国債を離れ株式や為替に向かうのは想定内と言えるだろう。
 日本の借金を考えた上で、長期金利が不安定になっていることの対策はどのようにするのだろう。