日銀が4月の地域経済報告(さくらリポート)を発表して全9地域で景気判断を上方修正した。
修正理由として、世界経済の回復による輸出の持ち直しや円安株高に伴う企業マインドの好転だという。
しかし、一般の国民としては何ら景気など良くなっていない。しいて言えば、円安のおかげでガソリン価格が若干上がっている程度だろう。
曲がった見方かもしれないが、政府・日銀がインフレターゲット2%に向かって各種政策を行っている。それは消費税増税の根拠にするためだが、そのためには国民のマインドを操作する必要があるからではないか。こんな馬鹿馬鹿しく浮世離れしたレポートを発表するくらいならもっとやることがあるのではないか。