2012年2月1日水曜日

「冷温停止状態」とは

テレビで政治家やニュースキャスターがよく言っている「冷温停止状態」という言葉は、とても安全な状態のような気がする。
しかし、なぜ普段聞きなれない言葉をあえて使用するのかが不思議だ。


調べてみると、「冷温停止」とは、定期検査などで原発の運転を停止し、密閉された原子炉のなかで冷却水が沸騰していない安全な状態のことだ。


「冷温停止状態」という言葉で、事故収束に向かっているようなイメージを与えたいからだろう。
実際、原子炉の密閉性が失われて高濃度汚染水がばらまかれている現状は、「冷温停止」の状態とかけ離れているのだ。


あえて難しい言葉を使って、国民に理解できないようしているのだ。