2011年11月11日金曜日

行政視察を終えて

前にも書いたが、福島県の田村市、二本松市、福島市へ視察してきた。
さらに浪江町の議員や職員の方ともお話しさせていただいた。

正直に言って、言葉が出なかった。どのような言葉を発すればよいかわからなかった。
今は二本松市に仮議会が設置されている。
「国も県もあてにならない・・・」

事故を起こした東京電力は何もしない、原発を促進してきた国も何もしてくれない。我々だけがどうして・・・。
風評被害についても、「他人事だからそうなんだろう、自分のこととして考えてほしい」
自分に言われていると思った。

「岩手の人は帰る家はないが、帰る場所はある。我々は帰る家はあるが、帰る場所がない。」
町会議長の言葉が重たかった。

そして彼らは言う、「ぜひ来てください!」
風評被害も含めて他の地域の方々に話すべきことがあると、彼らはそれが使命だと思っているのかもしれない。
そして実際に行った我々がいうべきことは、
ぜひ浪江町議会、浪江町の職員に話しを聞きに行ってほしい。

それが我々国民の責任につながるのではないか。
何が出来るかわからない。しかし、今回福島へ行ってよかったと思う。

もう一度言わせていただきたい。
地方議員のみなさん、ぜひ被災地へ話を聞きに行って、そのことを地域に伝え、何をすべきか考えてほしい。

そうすれば、陸前高田の薪みたいな悲しいことは起きないと思う。