2011年3月11日金曜日

子ども手当と児童手当

昨日、あるお母さんと子ども手当の話をしたところ、「子ども手当」から「児童手当」に戻ったら、13,000-5,000=8,000円減っちゃうから困ると言っていた。

確かにそのとおりです。
が、あまりお母さんたちは知らないようですが、「児童手当」から「子ども手当」になったとき、
『控除から給付へ』と言うことで扶養者控除が廃止されました。
これにより、16歳未満の子ども一人で考えてみると、所得税は38万円、住民税は33万円が控除されていたので、その分が増税となります。
所得税の税率は5~40%で収入額によって違いますが、仮に10%だとしたら71,000円の増税です。
子ども手当で、差額96,000円(8,000円×12ヶ月)の給付があったわけですから差し引き25,000円多く手にできました。

今後、児童手当に戻った場合、給付はもとに戻ったとしても、扶養者控除廃止による増税分71,000円あるのです。

子ども手当給付時からみると、給付:96,000円減、控除:71,000円減ですから、

167,000円減となるわけです。(あくまでも目安としてください。)

行政側が扶養者控除のことに触れないのはわかりますが、メディアがあまりそのことに触れないのはなぜなのだろうか?